意味解析システム Aya
Aya(文)では、日本語文章を受け取ると、まず形態素解析システムjuman※1によって、各文ごとにそれを構成する文字群を辞書に登録されている語(文節とそれを構成する形態素)に分割する形態素解析を行い、さらに、係り受け関係システムknp※2によって、文内の各文節がどの文節に係るかを決定する係り受け解析を行い、文を係り受け木に変換します。次に、Ayaは係り受け木の各文節内の各語(形態素)にその意味を表わす語意としてAya辞書の約55万個の概念から語の文脈を考慮して最も適切なものを割り当てる語意決定と、さらに、文節間の係り受け関係の意味として係り側が“動作主体”や“原因”などのどんな役割で受け側に掛っているかを表す35種類の深層格から最も適切なものを選んで決定する格決定を、共に95%以上の精度で高速に計算する意味解析を行います。
※1: jumanは、京都大学黒橋研究室で開発された、日本語の形態素解析システム。
※2: knpは、京都大学黒橋研究室で開発された、日本語文の係り受け関係システム。
Ayaのデモ
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